そこへリュックがやって来ました。 ブラスカ様は飽きっぽいので、 新しい状況になるとすぐそちらに気が向いてしまう。 |
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またリュックは変な男連れて。 禿げだし、シドという事にしておくか・・・ |
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仲良く会話していると、若が間を抜けて行きました。 何ともわざとらしい嫌がらせ。姪っ子なんだしいいじゃないの。 あんたベベル出発時も確か同じ事を・・ |
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また帰られてしまっては大変です。 B:「アーーーーーローーーーーーン!」 ブラスカ様は大声で呼び戻します。 |
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この距離で。 普通、聞こえねっての。 |
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その時のアーロン。 本当にトイレに行きたかったみたいです。 |
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それでも健気にブラスカ様の元へ。 主の命令は絶対なのです。 |
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B:「ああ、来た来た。何してるんだい、遅いよ」 トイレまで我慢した若は一体・・ B:「とにかく、こっちだ」 |
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B:「わたしが見立ててあげるから、好きな服を試着してごらん。」 W:「はあ・・・では、このタキシードを「この水着にしよう」 ・・・今 “好きな服を” って・・・・・・・・・・ |
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W:「なんだか落ち着きません」 B:「そうかい?わたしはいいと思うんだが」 若の生肌が見たかっただけで、 実は水着なぞ見ていないでしょうブラスカ様。 |
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若はどうしても気になって仕方がないご様子。 B:「いや、いい!似合うよアーロン!」 |
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W:「そ、そうですか?」 無責任なブラスカ様に乗せられ、気を良くした若。 W:「では買い求めて参ります!」 B:「いや、わたしが買ってあげよう」 |
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W:「・・・・・・ありがとうございます!!」 若、感激のあまり立ち尽くす。 (これくらい、安いものだ・・・) とブラスカが小さな声で呟いた事など知る由もない。 |